鶴のランプ

ステンドグラス 作り方


作品展立会いの際に「どのようにして作るのですか?」
というご質問が多かったように思います。
どうしてガラスとガラスがつなぎ合わさるのでしょうか?
不思議ですよね。
こちらで作り方を簡単にご紹介いたします。

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ステップ1:デザイン画を描く

ステンドグラスのデザイン画チーフ平面のガラスを立体的につなぎ合わせるため、緻密な計算が必要です。このデザイン画を原寸大に拡大して型紙にします。
鳥が羽ばたいている様子を立体的に表現したものは、ステンドグラスの立体図面
NATUNOオリジナルの設計です。

ステップ2:ガラスを切る

ガラスを切るガラスの模様や配色などを考えなら型紙に合わせてカットします。
1枚のガラスでも場所によって色や模様の感じが違うので、
どの部分を使うかが大切です。
ガラスは力を加えると一定方向に亀裂が入ってしまうので、
カットするにも正確さが必要です。


ステップ3:ガラスを削る

ガラスを削るガラスカッターで切っただけでは細かい曲線は出せません。
ある程度の大きさにカットしたら、下書きのラインに沿って
地道に削っていきます。本当に細かい作業です。


ステップ4:パーツを揃える

ガラスのパーツを揃えるひとつずつパーツを確認し、配色や大きさなどのバランスを整えます。パーツの数が多いと気の遠くなるような作業です。
光を通すと色合いがまったく変わってしまうガラスもあるので、
ここまでの作業にじっくり時間をかけて仕上げます。ガラスは1枚1枚色や柄が違うため、作品は全て1点ものになるのです。

ステップ5:ガラスにテープを巻く

ガラスにテープを巻くパーツに銅の粘着テープを巻きつけます。
この巻きつけが仕上がりにも影響してくるので、
ひとつひとつ丁寧に巻いています。

ステップ6:ハンダ付けをする

ガラスのハンダ付け立体の型に合わせてハンダで固定します。
最後までずれないようにピッタリ合わせます。
ハンダの表面をは滑らかになるように丁寧に仕上げています。
このハンダ線もデザインの一部として設計できるのは
工業デザイン出身のNATUNOならではだと思います。

出来上がり
タンチョウ飛翔のデザイン画デザインから仕上げまで全て一人で作業しています。ひとつひとつ心を込めて・・・作品の完成まで、バードウォッチングのように鳥たちが飛んでくることを想像しながお待ち頂けると嬉しいです。